トレカを美しく撮影するための撮影ボックスを自作するのは、実はとても簡単です。
特に低予算で済ませたいなら、ダイソーの商品を利用するのがおすすめです。
この記事では、ダイソーの商品を使って撮影ボックスを自作する方法と、その撮影テクニックについて詳しく解説します。
ダイソーで手に入る材料
まずは、ダイソーで揃えられる材料を紹介します。これらの材料を使って、撮影ボックスを作成します。
必要な材料
- 白いポスター(バックグラウンド用)
- 段ボール箱(ボックスの基礎)
- トレーシングペーパー(光を拡散させるため)
- LEDライトまたはデスクランプ(照明)
- カッターとハサミ
- テープ(固定用)
これらの材料は全てダイソーで購入可能です。
材料の選び方
ポスターは、トレカの背景として使うため、できるだけ白くて無地のものを選びます。
段ボール箱は、トレカが入る大きさで、かつ組み立てやすいものが良いでしょう。トレーシングペーパーは、光を柔らかくする役割を果たしますので、しっかりとした厚さのものを選んでください。
照明は、できるだけ明るいものを用意します。
自作撮影ボックスの作り方
次に、実際に撮影ボックスを作る手順を説明します。
段ボール箱の準備
まず、段ボール箱の天面と側面の一部をカッターで切り取ります。切り取る部分は、撮影時に光が入る場所になりますので、適度な大きさにしましょう。
トレーシングペーパーの取り付け
切り取った部分にトレーシングペーパーを貼り付けます。これにより、外部からの光を柔らかく拡散させることができます。トレーシングペーパーはテープでしっかり固定します。
バックグラウンドの設置
段ボール箱の内側に白いポスターを貼り付けます。ポスターはトレカの背景として機能しますので、シワにならないように注意して貼り付けてください。
照明の配置
最後に、LEDライトやデスクランプをボックスの外側に配置します。トレーシングペーパーを通して柔らかい光が撮影ボックス内に届くように調整します。
トレカ撮影のテクニック
トレーディングカード(トレカ)の美しさを写真で表現するためには、いくつかの撮影テクニックが必要です。
以下では、撮影の準備からカメラ設定、撮影のコツまで、詳しく解説します。
撮影の準備
撮影の成功は準備次第です。以下のステップを踏むことで、トレカを美しく撮影するための環境を整えます。
- トレカの清掃:
- トレカを撮影する前に、柔らかい布やレンズクリーナーを使って、カードの表面の指紋やホコリを丁寧に取り除きます。
- 特に、光沢のあるカードは汚れや指紋が目立ちやすいので、慎重に拭き取ります。
- 撮影ボックスの確認:
- 撮影ボックスの内部を確認し、余分な物が入っていないことを確認します。
- トレカを置く位置を決め、カメラのアングルを事前に調整しておくとスムーズに撮影が進みます。
- 背景のチェック:
- 背景紙がシワにならないようにしっかりと固定します。
- カードに対して背景がシンプルであることが、カードの魅力を引き立てるポイントです。
カメラ設定
カメラの設定は、トレカの美しさを写真に反映させるための重要な要素です。
- 明るさの調整:
- トレカが自然な色合いで写るように、カメラの露出補正機能を使って明るさを調整します。
- 過度に明るいとカードのディテールが飛んでしまうので注意が必要です。
- ホワイトバランスの設定:
- 撮影環境の光の種類に合わせてホワイトバランスを設定します。一般的には「電球」や「蛍光灯」、「昼光」などがあります。
- 正しいホワイトバランスを設定することで、カードの色が実物に近い形で再現されます。
- マクロモードの使用:
- カードの細部まで鮮明に撮影するために、カメラのマクロモードを使用します。
- マクロモードに設定することで、近距離からでもピントが合いやすくなります。
- 三脚の使用:
- 手ブレを防ぐために三脚を使用すると安定した写真が撮れます。
- 特にシャッタースピードが遅くなる場合は、三脚が必須です。
撮影のコツ
撮影の際のちょっとした工夫で、トレカの魅力を最大限に引き出すことができます。
- 反射の防止:
- 光沢のあるカードは反射が大敵です。カードを斜めから撮影することで、光の反射を避けることができます。
- 撮影ボックスの光の角度を調整し、反射が最小限になるようにします。
- トレカの配置:
- カードを中央に置くのではなく、少しずらして配置することで、バランスの良い構図になります。
- トレカの角度を微調整しながら、最も美しく見える位置を見つけます。
- 複数の角度から撮影:
- 同じカードでも、異なる角度から撮影することで、さまざまな表情を捉えることができます。
- 複数の写真を撮影して、後から最も良いものを選びます。
- 後処理の活用:
- 撮影後に画像編集ソフトを使って明るさやコントラストを調整することで、さらにクオリティの高い写真に仕上げることができます。
- 背景の不要な部分をトリミングすることも効果的です。
まとめ
ダイソーで手に入る材料を使って自作撮影ボックスを作成することで、低予算でプロ級のトレカ撮影が可能です。
適切な準備と撮影テクニックを駆使すれば、見違えるような美しい写真が撮れるでしょう。是非、試してみてください。